シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?
澄んだ空気の似合う、白い家。
札幌・白石の白樺の並木道に差し掛かるころ、風が通り抜けました。
白石駅から続く商店やガソリンスタンドなどが並ぶ風景は、木々の緑によって覆い隠されています。
少し肌寒く感じる、森の中にいるような感覚。
このくらい言ってしまっても嘘では無いはず。通り過ぎるほんの1、2分の間、都会の街並みなんて忘れてしまっていましたから。
あっという間にすぎてしまうのが惜しいけれど、パートナーとふたりで自転車で走り抜けたいな、と考えていました。
今回ご紹介するのは、白樺の並木道の傍に佇む「D-room Share 札幌白石」。
廊下を挟んで樹木の枝のように広がるラウンジ・ダイニングと、12畳の広さを有した専有部が全28室。どこにいてもゆとりをもって暮らせるサイズがうれしい、暖炉のある住宅です。
シアタールーム、グリーンラウンジなどバリエーションが豊かな空間も魅力的ですが、それぞれの空間を、シンプルな素地と差し色でまとめたセンスが白眉と言えそう。
家具のセレクトや観葉植物などの配置からは、都会のモード感を漂わせようとする意図を感じます。が、暮らしにすっと溶け込む心地良い塩梅です。
白石の土地のゆったりとした雰囲気と都会的なデザインが合わさって生まれた、メリハリと艶のある住空間。ほどよい刺激が飽きをこさせない工夫なのかも。
北欧家具にロングライフデザインが多いのは、家の中で長い期間を過ごすことになる環境があったためだと聞きます。
北国に通ずる家の中での暮らしの哲学。ミニマムなロングライフデザインを見ていきたいと思います。
地下鉄東西線・白石駅より徒歩5分。
駅の近くには車の交通量が多い大通りがありますが、間もなくして白樺の並木道に差し掛かります。
移る景色に目を向けていると、シェアハウスまでの道のりはあっという間かも。
並木道の木々の間から顔を覗かせる、白いキュービックな建物が「D-room Share 札幌白石」です。
社員寮だったという建物は、まだ古さを感じさせない佇まい。
今回のコンバージョン時のリフォームにより、エントランスの壁が風合いのあるレンガ風の壁材になっているなど、真新しさも感じます。
エントランスには、各部屋に直接コールができるカメラ付きのインターホンが設置されています。
また、エントランスを含め各フロアの廊下などの要所には防犯カメラを設置。セキュリティ面への対策は、念入りに行われているようです。
エントランスドアを開くと、正面に現れる黄色い四角に目を奪われます。
黄色い四角の正体は、実はシューズルーム。ビビッドな色使いに最初は躊躇しそうですが、エントランスを一日のはじまる場所と考えると、小さな悩みを吹き飛ばしてくれそうなイエローカラーも良いかなと思ったり。
シューズロッカーは、ひとり1マス。中には仕切りがあって、室内履き1足と、ハイカットシューズやハイヒールなどの靴が1足収納できそうです。
デイリーユースの靴以外は、自室で管理することとなりそうです。
シューズルームを正面にして、左のドアを開くとラウンジへ続く廊下に出ます。
照度を落としてゆったりと。ホテルの共用部のようなムードが漂います。
それでは、ラウンジを見ていきます。
廊下の雰囲気とは一転、明るい陽射しが差し込む空間が広がります。
壁の一部にあしらわれた白い石壁に重厚感はなく、逆に清々しい印象を与えているよう。
ラウンジにはエレファントスツール(柳宗理)やプライウッドラウンジチェア(イームズ)など、モダンな家具が並びます。
なかでも存在感を強く主張するのはオーセンティックなレザーソファ。
レトロでミニマムなシルエットは、白い壁や観葉植物、アートと並べることで随分とモダンな顔立ちになります。
ラウンジの中央に設置された暖炉も、語らずにはいられない存在。
薪ストーブ然とした佇まいですが、実は電気式。なので着火時に困ることはなさそうです。
実用性を兼ねながらムードを演出する楽しみも、大人のライフスタイルと言えそうです。
夏は石壁でひんやりとした質感を。
冬になれば暖炉のほかに、壁に設置された常時循環している温水パネルも活躍します。
一年を通して、室内ではシャツスタイルで活動できそうです。
暖炉の上には、リサ・ラーソンの動物シリーズの陶器オブジェが並びます。
気分はすっかり北欧スタイル。動物たちのぬくぬくとした佇まいを眺めていると、冷たい季節が恋しくなりそうです。
ラウンジの隣には、廊下を挟んでダイニング・キッチンがあります。
廊下の壁は、マグネットも付く大きな黒板仕様。
表情豊かなマグネットをつかって、自己紹介をしてみると面白いかも。
それでは、キッチン・ダイニングスペースへ。
ラウンジに比べ、シンプルな色使いが印象にのこるキッチン空間。
配置されたテーブルやチェアなどの家具は、無垢材もしくは白の素材で統一されています。
キッチンの奥はダイニングスペース。
自炊派の人は、たぶん活用する機会が多くなる空間になると思います。
くつろげるソファスペースとは別に、やはりご飯を快適に楽しむダイニングスペースがあることは大切なポイント。ゾーニングもしっかりしているため、ちゃんとした「ご飯タイム」を満喫できそうです。
肝心のキッチン設備はこんな感じ。L時型のファミリーサイズのキッチンです。
L字型のメリットは、面積を抑えながらも作業スペースを豊富に設けられること。
メインディッシュの下ごしらえの最中にスープ作ったり副菜をちょちょっとこしらえたり。効率良く料理ができるから、料理する時間が好きになるかも。
一方で、L字型はひとりでの作業がしやすいものの、複数名で調理をするときには多少なりともお互いの配慮が必要になりそうです。ま、そんなときにはダイニング側に設けられたキッチンを使えば、それほど困ることもなさそうです。
キッチンツールは豊富に取り揃えられています。
IHヒーターも用意されており、たまにはラウンジで鍋を囲んでみても良いかも。
廊下の奥にはリクライニングチェアが置かれた不思議と絵になる一角が。
人目のある場所なのであまり利用されることは無いかも。一種のディスプレイのような役割なのだと思います。
ソファのすぐ手前のドアはシアタールーム。壁から浮かび上がったサインがユニークです。
シアタールームには、カウチソファが置かれていました。
クッションを抱えてゴロゴロした体勢で映画を楽しめる、プライベートな空間。ホームシアター設備も揃っているそうです。
良き日の名作映画も絵になるビターな空間。
でも、「ゴシップガール 」や「セックス・アンド・ザ・シティ」などの海外ドラマを見ている風景もハマると思います。
共用の水まわり設備は、玄関脇のドアの先。
バスルームやトイレは各部屋にあるので、このスペースは主にランドリーとして機能します。
洗濯機も乾燥機も業務用スペック。コイン式(洗濯機/¥100、乾燥機/40分 ¥100)ですが、パワフルに働いてくれます。
業者さんのメンテナンス対応がスピーディーなのも、業務用スペックの良いところですね。
水まわり設備の奥には、グリーンラウンジと呼ばれる空間が。
グリーンウォールに、本物の切り株を使ったスツール。他にも幾つか植栽が浮いている少しメルヘンな仕上がりです。
都会の喧騒に疲れた(?)ときに深呼吸をする場所なのかな...と思いましたが、よく見るとタバコのマーク。
愛煙家さんのオアシスだったようです。
ただ、グリーンラウンジ内には分煙設備も整っていて、ラウンジの手前側は禁煙スペースになっているそう。
さほどタバコの煙が気にならない方は、緑の社交場を楽しんでみても良いかもしれません。
それでは、部屋を見ていきます。
まず、こちらは101号室。
12畳ほどある広い空間は、モノクロームな配色で仕上げた都会的な仕上がり。
白やライトグレーなど明るい配色をベースにしているためか、より開放感のある室内です。
各部屋には温水ヒーターパネルが設置されています。
冬場の季節も、空気を乾燥させることなくじんわりと部屋をあっためてくれることかと。
収納スペースはこんな感じ。
大きな荷物を入れるときに便利な押し入れ収納と、尺長の衣類の収納に便利なコートハンガーが揃った、勝手の良い収納設備だと思います。
ユニットバスはオーソドックスなスタイル。コンパクトながら、バス・洗面台・トイレの機能を十分に果たしてくれます。
実際に家具を置いてみるとどんな感じになるのか。
同じ間取りのモデルルーム、103号室を見てみます。
じゃん。こんな感じです。
ベッド、デスク、シェルフを置いても、スペースに結構余裕があります。
写真ではデスクが置かれていますが、例えばローテーブルとソファ、カーペットを敷けば床座スタイルを楽しめそう。
床面積が広いため、さまざまなスタイルを楽しめると思います。
細かな仕様を見てみると、
照明は引っ掛けシーリング仕様。お好みのペンダントライトにすぐ取り替えることができそう。
壁に設置された長押は、ついスーツやストールを引っ掛けたくなりますが、フォトフレームや絵を飾るとムードがいっそう高まります。
部屋のサインも見逃せません。格好いいです。
2Fより上のフロアは、部屋と廊下のシンプルな構造。
天井とカーペット床のカラーリングと絶妙なライティング加減。廊下といえども、ちょっと自慢したくなる仕上がりです。
個室は全室、基本的に同じ間取り。
2Fの204号室は、101号室をちょうど反転した形をしています。
窓は北向き(厳密には北西)ですが、日中は十分に光が入ります。
窓際には物干器具も設置されています。
基本、室内干しとなりますが、尺長の物干竿が使えるのは嬉しいところかと。
ちなみに個室の鍵はカード式。スマートにピッと解錠してください。
自転車・乗用車用の駐車スペースは、敷地内に設けられています。
数には限りがあるので、利用されたい方はお問合せ時に確認しておいたほうが良さそうです。
地下鉄東西線・白石駅から大通駅までは7分ほど。
サイクリングロードを通って、札幌市中心部まで自転車で行くこともできる距離です。気が向いた時にすぐ街中に出られます。
駅からシェアハウスまでの帰路の途中で、スーパーやドラッグストアに立ち寄ることができるのもメリットかと。
車で通勤される方は、環状通にすぐ出られる立地もうれしいポイントではないでしょうか。
運営・管理は「株式会社MASSIVE SAPPORO」さんが担当。
というのも、実は「D-room Share 札幌白石」は、札幌でいち早くシェアハウスを波及させてきたMASSIVEさんが運営・管理を担当し、首都圏で「THE SHARE」やSHARE PLACEシリーズを展開するリビタさんが企画運営を監修したという、心強いタッグによって生み出されたサラブレッド物件。
「シェアライフを楽しもう」の一歩先、単身者の暮らしの未来を明るくしようというテーマから組み上がった住空間。人と人が出会った先にどんな可能性があるのか、そこで住まいはどんな風にフォローしてくれるのか、なんて思想が漂っているように感じ取れます。
プライベートとパブリックな空間のバランスも、自由に行き来できるちょうど良い塩梅。普通のひとり暮らしに飽きちゃったな、と少しでも感じている人は、次のステージに踏み入れてもいい時期かもしれません。ぜひ、コチラよりお問合せください。
暮らしに、まっすぐ向き合うとこうなったんです。
そんな声が、この家のいたるところから聞こえてくるような気がします。
(イシクラ)
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